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2019年1月16日更新
占いには、専門用語がたくさん! 知りたかったあの用語、この用語を解説します。
や行
用神
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4元素
個人の命式の中にある、その人を助けてくれる要素。一定のルールはありますが、何を用神とするかは、占い師のセンスに任されています。まさしく、腕の見せ所というべきもの。基本的には、命式の中の五行のバランスを整えるという視点で判定します。
【4元素(よんげんそ 4 elements)】:西洋占星術/タロットなど
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古代ギリシアで発祥した自然科学観のひとつ。紀元前400年代に活躍した自然科学者エンペドクレスが、この世界は4つの根源的物質リゾーマタによって成り立っていると唱えました。リゾーマタを英訳したのがエレメンツ。日本語では元素と訳され、火、地(土)、風(空気)、水という言葉であらわされるのが一般的です。また、世界を4つに分ける考え方は、エンペドクレスより100年程前のピタゴラス学派の中にも、すでに見られます。
一般的な占いの場面では、占星術の12星座を4つのグループに分けるときに使われます。タロットカードの小アルカナのスート(マーク)も、4元素に対応しています。
占いの解釈においては、その元素に影響された人が、どんな価値観を持つかを表します。
元素 |
価値観 |
星座 |
小アルカナのスート |
火 |
直観:正しい/正しくない |
牡羊座・獅子座・射手座 |
棒 wandまたはbaton |
地 |
感覚:心地よい/不快 |
牡牛座・乙女座・山羊座 |
金貨 coinまたはpentacle |
風 |
思考:おもしろい/つまらない |
双子座・天秤座・水瓶座 |
剣 sword |
水 |
感情:好き/嫌い |
蟹座・蠍座・魚座 |
聖杯 cup |
なお、東洋の五行思想にも、同じ火・土・水という言葉が出てきますが、発祥も考え方も全く別のものです。東洋の「気」は変化し循環しますが、エンペドクレスの言う「リゾーマタ」は、集まったり分離したりすることはあっても、変化することはありません。たとえば、五行の火は燃え尽きて土に変化しますが、エンペドクレスの火は何があっても火のままです。
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