2022年3月15日更新
占いには、専門用語がたくさん! 知りたかったあの用語、この用語を解説します。
ま行
命式
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命盤
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モード
四柱推命で占うとき、作成する図。人物を占う場合は、年・月・日・時(刻)の4本の柱を立て、各柱に天干・地支・通変星(変通星)・十二運などを、暦にのっとって書き込みます。流派によって、さまざまな書き方があります。
命理盤(めいりばん・みょうりばん)とも。紫微斗数(しびとすう)で占うとき、作成する図です。時計回りに子、丑、寅、卯……の十二支の宮が配置され、そこに紫微星をはじめとする14の星たちと、他の多くの星たちが書き込まれます。
北極星である紫微星を中心に、その家臣たちである星たちが居並ぶ、中国の天文思想が反映されていますが、天文学的な星の運行とは一致しません。
配置される場所によって、星の力に強弱が生じたり、星同士の位置関係によって、単独である場合とは違う意味が生じるなど、西洋占星術に似たルールもあります。
クオリティ、三区分と呼ぶこともあります。12星座をグループ分けする方法のひとつです。
火・地・風・水のエレメントが、12星座を4つのグループに分けるように、モードは3つのグループに分けます。
モード | 春 | 夏 | 秋 | 冬 |
活動星座 | おひつじ座 | かに座 | てんびん座 | やぎ座 |
不動星座 | おうし座 | しし座 | さそり座 | みずがめ座 |
変動星座 | ふたご座 | おとめ座 | いて座 | うお座 |
※変動星座は、柔軟星座と呼ぶことも多いです。その他にも、何種類か別の呼び方があります。
モードは季節の移り変わりと関係し、行動の傾向を表します。活動星座は季節の始まり、不動星座はその季節がたけなわになったとき、変動星座は次の季節に移るときです。
■活動星座
季節が始まったばかりの活動星座は、上り坂のエネルギーに満ちています。積極的かつ能動的で、主体性がある行動傾向。しかし勢いがある一方で、まだ季節として安定していないので、絶えず活発に動き回っています。
■不動星座
季節の中央にある星座です。その季節の力がいちばん強い状態なので、安定しています。あくせく行動しなくても、そのままであればいい、自信に満ちた状態。しかし、変化を嫌い、頑固で、臨機応変の対応がしづらいという特性もあります。
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ゲートも参照。
■変動星座
現在の季節と次の季節と、両方を意識しているため、柔軟な性質を持っています。状況に合わせて、考えや行動を変化させ、最適な形に順応する器用さがあります。しかしこだわりがない分、主体性に乏しく、流されやすいところも。
エレメントごとに星座の性質を分類した後、モードによる分類を加えると、ちょうど12パターンになります。
たとえば、おひつじ座、しし座、いて座は火の星座で、勇気があり正義を求める性質ですが、モードの要素を加えると、さらに個性が際立ちます。
活動星座のおひつじ座は、正しい道を信じて、誰よりも先に疾走する。不動星座のしし座は自信に満ちて世界の中央に座し、多くの人を照らす太陽となる。変動星座のいて座は、「正義」というものの多様さを受け入れ、異文化と交流する。
……などなど、立体的な解釈ができるでしょう。