1:水瓶座の時代
水瓶座は風のエレメントの星座のひとつだから、これを称して「風の時代」という人もいます。地球の歳差運動によって、春分点が水瓶座の領域にある2160年間ほどが「水瓶座の時代Age of Aquarius」。しかし、いつからいつまでなのか、占星術師たちの間でも意見が大きく分かれるところです。→水瓶座の時代については、いずれまた項目を改めて解説しましょう。
タロットやルーンなど、上下のある絵柄の占い道具が、さかさまに表示されること。リバース、リバーサルといった言葉を使うこともあります。
世界で最もポピュラーなタロットといっても過言ではない、アーサー・エドワード・ウエイトのタロットガイド「The Pictorial Key to the Tarot」には、各カードに正位置と逆位置の項目が設けられ、キーワードが並べられています。
しかし、どんな向きであろうが、そのカードが変質することはないという考えから、逆位置を勘案しない占い師もいます。また、「展開した複数のカードの中で、逆位置のカードが過半数を占めたら勘案する」「特別なカードと並んだときは勘案する」など、さまざまなやり方があり、今なお、新たなアイディアが生み出されています。
逆位置をどのように扱うかは、各占い師の経験、センス、ポリシーによって決まり、どのやり方が正しい、あるいは間違っているということは決めつけられません。
カードの持つ意味が正反対になるというよりは、星占いにおける惑星の逆行のように、「そのカードの機能が不完全になる」と解釈したほうが、より豊かな物語が紡ぎ出されるでしょう。