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特別占い鑑定

好評の公開チャット鑑定。第3回目は、お待ちかね加藤摩耶先生の登場です。誰もが体験するサターンリターン(土星回帰)を迎えた、大人になろうとする女性の心の悩みにお答えします。
また、今回は通常枠から延長しての大ボリューム・バージョン。占い師の部屋では、納得できるまで、時間を延長して相談することができます。

加藤摩耶
加藤摩耶(カトウマヤ)
☆占い師歴は長く、占いのお店で対面鑑定をしていました。☆英国正統西洋占星術で占います。細密なホロスコープ・チャートを、多彩な手法を駆使して分析、解読していきます。占星術があなたの『人生の羅針盤』としてお役に立てると嬉しいです。☆サブとしてタロットを使います。☆AA英国占星学協会会員

ニックネーム すぎ
性別 女性
生年月日 1981年3月7日
出生時間 5時12分
出生地 静岡
現在地 東京
血液型 A型
配偶者の有無 未婚

鑑定履歴
鑑定履歴
摩耶★占星館 加藤摩耶 2011年×月×日 ×時  
鑑定内容

(鑑定前の相談)
私はこれからどのように生きていったらいいでしょう? 将来が漠然と不安です。今後、自分の人生が大きく変わる出会いや出来事などがありますでしょうか?
[加藤摩耶]
こんにちは、すぎさん。加藤摩耶です。
ホロスコープでみたすぎさんは、現在、土星回帰という、人生の転機になるタイミングなので、そのターニング・ポイントにおいて、人生の、仕事、恋愛、結婚、出産など、女性にとって大事な問題に向き合う時期でもありますね。すぎさんは天秤座の土星なので、特に天秤座の意味する、人間関係、結婚が大きく気になると思います。そんな時期だからこそ、将来に対しての漠然とした不安を感じているのかもしれませんね。
[加藤摩耶]
具体的に、たとえば、この運、恋愛運を最初に絞りたいとか、ありますでしょうか?
[すぎ]
そうですね。恋愛も気になるのですが、何というか、この先どのように生きていけば、充実した人生を送れるんだろう、というのが気になります。私は今現在、すごく楽しく過ごしているんです。仕事もしてるし、趣味も楽しいし、周りの人たちも優しいので、何かそういうことに甘えている気がして。
[加藤摩耶]
すぎさんの、このターニングポイント、土星の圧力は、2010年の10月前後に強くかかっているのと、2011年の夏も影響が強いですから、これからもまだまだ人生について考えられると思いますよ。天秤座から土星が抜けるのが2012年の10月なので、それまでは大きな意味あいがありますね。
[すぎ]
何か、自分の「芯」になるようなものが欲しいなと思って。この「楽しさ」が、刹那的というか、普遍的なものではない気がするので、これから30歳になるし、もっとちゃんと生きたいなぁと思っていて。
[加藤摩耶]
楽しいことと、充実感とは別という気がするんですか? なるほど、深いですねぇ。
[加藤摩耶]
その、これから30代という意識こそ、これまでの人生約30年と、これからの30年の分け目である現在、土星回帰がもたらす意識だと思いますよ。この時期に、これからの人生の本番、大事な時期に本格的に入っていく時期だから。
[すぎ]
私は性格的に「自分が大事」なんです。自分の思い通りにしたいし、好きなことをしたいし。なので、あまり人と深く関わってこなかった部分がある気がします。自分のワガママに人を巻き込むのは嫌だなと思って。でも、今まで「自分・自分」で生きてきたけど、何か、この甘えが許されない年齢、立場になってきた気がするんです。
[加藤摩耶]
そうそう、その感覚、もう子どもの甘えは許されない……子どもから大人への完全な脱皮、その痛みが土星回帰そのものですね。
[加藤摩耶]
星座は火地風水に分かれていて、その中にどういう風に主要な天体が入るのかを見るんですが、すぎさんのホロスコープは「地」の性質が欠けているんですね。土の性質は、それこそ地盤のようなところがありまして、大地の部分、牡牛座のどっしりとした強さや、乙女座の細やかな分析能力、山羊座の現実感が、自分に備わっていないところがあります。なので、自分には欠けているところがある、自信がもてない、というのは、ずっと感じ続けると思いますよ。
[加藤摩耶]
それで人はその欠けをどこかで補いたくなるので、たとえば仕事で、固くて真面目な仕事をもって埋め合わせようとしたり、人間関係でも、土の性質の強い人とつきあっていったりとかしながら、どこかで自分に足らない分を補っていくのだと思います。
[すぎ]
うーん、確かに。気持ちが安定している人、落ち着いている人って、本当に尊敬するんです。逆に、気まぐれだったり感情が不安定だったりする人が本当に苦手で。
[すぎ]
多分、そういう不安定な人に、自分の嫌な面を見てしまうからなんだと思います。どっしり安定している人間でいたくて、日頃はなるべく不安定さを表に出さないようにしているんですが、本当はそんなに落ち着いたタイプではないから。
[すぎ]
今の刹那的な気持ちで言いますと、恋愛や結婚をしたいと思わなくて。そういうのって、相手の気持ちに振り回されたり、相手や周りに合わせないといけなくなるじゃないですか。私は本当に、全て自分が好きな通りにしたいから、かといって相手に合わせさせるのも申し訳ないし。
[すぎ]
「私は私!」っていう、ぶれないものを持ちたいのですが、なんだかんだ言いながら結構相手の顔色伺ったりして、すっごい中途半端な気がするんです。そういうのがめんどくさくて、人と深く向き合いたくないのかもしれないです。
[加藤摩耶]
あらあら、自分の思うとおりに生きていくことイコール他人と歩調が合わない、ということになる気がするんですね。
[加藤摩耶]
すぎさんは、魚座に天体が多いので、魚座の現実離れした浮遊感、みたいなのがあるし、魚座は12星座一番の気まぐれさが特徴な星座なので、どうしても人生が安定しない気がする……。さらに、「土」の要素が足らないところに、たとえば牡牛座の、どっしりとした重さ、安定感を求める生き方や、乙女座の中途半端を許さない性質の強い、土の星座の人たちが、「もっときちんとしなさい」とばかりに、すぎさんの人生に関わってくる可能性は大きいですね。
[加藤摩耶]
現在の土星回帰は、山羊座の性質でもある社会性、責任感を教えようとばかりに、すぎさんに関わってきますし、そうとう息苦しい感じ、とか、自分の欠点ばかりが目につくような時期にもなると思いますが、これはこれでどこかで受け入れていかないといけなくなるかな。
[加藤摩耶]
でも、土の星座の強い人たちからみると、とんでもない世界に生きている、だからこそ芸術家に魚座関係の人は多いんですが、そういう魚座が持つつかみどころのなさ……みたいな部分に逆に惹かれているところもあると思いますよ。
[加藤摩耶]
自分の思うところ、自分の人生を追求すること自体は、これは「一生のテーマ」として、すぎさんの人生にあるのですし。これは現在だけではなくて、もう生まれたときから一貫してあると思います。
[すぎ]
そうかー。まさに乗り越える壁が目の前にある状態なんですね。今回相談させていただいて、何か、自分が「こうありたい!」という理想像が、本来自分にすごく欠けているもので、それを必要以上に得たいと思っているから、無理が生じたりするのかなと思いました。
[加藤摩耶]
ぶれない、これこそが私の生きる道、みたいなのを求めてられるのね。魚座に太陽、月、金星、火星と、主要な天体が集まっているし、またそれらの天体が、自分自身のハウスでもある第1ハウスに集まっているし、自分を知ること、自分とつきあうこと自体が、すぎさんのテーマみたいなところはあると思いますよ。
[加藤摩耶]
ぶれない自分、という絶対感はね、魚座の人には持ちにくいところ、あると思います。魚座っていうのは「結びあった二尾の魚」で、もともと二面性、矛盾が自分の中にあって、これは定まらないです。悪魔にも、天使にもなれる性質と、自分が抱える矛盾こそが芸術を生むような、人間という生き物のテーマになっているから。すぎさん自身は、この不安定さがあるからこそ、時に孤独を愛し、ときに孤独に耐えられないで、他者を求めていく……それで揺れることになるかな。
[すぎ]
私、自分で自分の持ち味を殺してしまっているのかな。
[加藤摩耶]
今は特に悩む時期でもありますよね。でも、とくに優れた性質を芸術関係、迷い、人間の弱さ、強さ、を表現する世界に生きれる人なので、自分を活かしたいということになれば、自分の世界を持つことは大事ですし、その時間は他者とは分け合えなくても、孤独さが生み出すものは大事にしていっていいと思いますよ。またすぎさん、第10室、仕事のハウスに、海王星という、魚座の支配星も入っているから、自分のそうした性質を活かした仕事で生きていくのもいいと思うんですよ。
[すぎ]
私もともと、芸術系のことが好きで、歌や詩とか、物語を作るのが趣味でした。今、プログラマーの仕事をしているんですけど、就職してからは、そういうエネルギーがうまく出せなくなって、あまりやっていないんですけど。でも今でも、私野球が好きで、ファンの選手を応援するためにグッズを作ったりしています。
[すぎ]
何か、こういう「創作意欲」を活かせるような職業に就いたりできますかね?
[加藤摩耶]
あら、なかなか面白いですね。プログラマーっていうのは、基本的には乙女座向きの、緻密なお仕事ですね。これは自分の欠けを、仕事で補おうとして、どこかで確かな手ごたえを感じるお仕事されていますよね。すぎさんの方向性としては、やっぱり最初、趣味から入っていって、玄人裸足のレベルまで持ち込んで、その上で人生を広げていくほうが、王道ですね。
[すぎ]
そう! プログラマーになってからかな、自分に安定を求めるようになって、特にこの何年かは「しっかりしなきゃ」という気持ち、冷静に判断をしなければいけないというプレッシャーに勝手に苦しめられているような気がします。
[加藤摩耶]
魚座さんって、数字が苦手とか、細かくて神経を使う仕事は苦手な性質なんですが、不思議と数字を扱うようなお仕事についているケースも多いです。自分の欠けを補う意味と、それから、神経がとってもデリケートなので、人間関係がもたらす圧力にうまく対処できないからかなという気もするんですが、数字とか扱っている、たとえば会計士さんとかも多いんですよ。数字とか、目に見えないけれども、確かな手ごたえがある、答えがあるところを求めているんでしょうね。でも、基本的にはプレッシャーに弱いですね。
[加藤摩耶]
ただ、これもね、本人がたとえば「この道のために仕方ない、ときに人を人とも自分は思わない」みたいな覚悟ができると、鬼にもなれる。そこで魚座は「悪魔にも天使にも」となるんだと思います。ある種の思い込み、みたいなのも、不安定な自分を支えるに必要かもしれないですよ。
[加藤摩耶]
生活資金を確保する意味においての仕事もありだと思うんですが、それだけだとすぎさん、壊れる人ですよね。今のお仕事が人間関係にトラブルがないというのは、神経の脆さがある魚座にとってはありがたい環境なので、それはそれでキープしておいて、その上で、2012年の秋までの土星回帰の時間は、今後の30年を意識した、今後の人生の大きな時期に自分を追及できる、現時点では「趣味」をもって、二つの顔を持ったりもいいと思いますよ。すぎさんの場合、それが「緩急」を与えて、バランスが取れると思うわ。
[すぎ]
うーん、そうですね。正直、今の仕事にそこまでの覚悟はないかもしれない。お芝居をやっていたので、自分自身で「プログラマーをしている自分はかっこいい!」みたいな、暗示のようなものをかけている部分はあると思います。
[すぎ]
「今人生が楽しい!」も、そうやって暗示をかけているのかな。だから刹那的に感じるのかもしれないです。
[加藤摩耶]
そう、自分にとって居心地のいい世界、お芝居などもいいですよ。たしかに「芸術」とか「芸」の世界って、なんていうのか、価値観が異なる人から見れば奇妙なものかもしれないけど。踊りであれ、お芝居であれ、また音楽、絵画など、全部、ある種の時間の無駄で、賞でもとらないと何の値打ちもない分野ではあるんですよね。
[加藤摩耶]
でも価値観のことなる世界の人から見ると「無駄」な世界こそ、人間の値打ちがある世界です。すぎさんはすぎさんらしく、その世界を一番大事にされていいと思いますよ。
[すぎ]
何か、無理してしっかりしようとしなくてもいいのかな。自分の本来の持ち味を活かすことで、本当の意味で自分に自信がついて、落ち着いた人間になれたりするでしょうか?
[加藤摩耶]
落ち着きはね、これはすぎさん、ずっと難しいかも。土の要素が欠けているので、もう自分にはないものとして、あきらめていいと思いますよ。おつきあいされる人々の中で、その土の部分を補充していく形で、他人を求めていく、パートナーや、お友達、の人と関わっていくと思います。自分に欠けがある以上、他人を求めて、人と関わって生きていくことになるでしょう。
[加藤摩耶]
自信も、結局はもてないと思います。時に、自分を最高と感じたと思えば、自分ほどダメなやつはいない……と、これを繰返しますが、これも自分の個性ですね。でも、それでも人からは、その才能を愛されたり、その不安定な性質から魅力を感じる人も多い、ほっておけないとか……で、人から可愛がられますよ。
[すぎ]
そうですね。正直、20代半ばまではずっと恋愛依存していました。おつきあいというより、一方的に「人を好きになる」ことで。
[加藤摩耶]
うん、ちょっと恋愛では、妄想にならないように注意が必要かもしれないぐらい想像力があるほうですよね。でも、つかみどころのない可愛らしさに惹かれる男性、多いと思う。何も考えないほうがいいかな。直感に頼っていいと思うわ。
[すぎ]
何かそれでもう嫌になっちゃってw そういう感情に振り回されて……というか自分で勝手に振り回されていたんですけどw、自分が不安定になるのはもう嫌だ、と思って、今は恋愛も結婚も要らないって思ってしまっているんですけど。
[加藤摩耶]
なるほど、どうしても発想が極端から極端になる傾向がある、ということですよね。白と黒のどちらかに決めないと、どうしても自分が保てないような気がするとかね。
[すぎ]
はい、本当に両極端なんです。
[加藤摩耶]
それだけ未完成なものが自分の中に詰まっている状態だと思うので、これからじゃないかな。ホロスコープで拝見するすぎさんは、水瓶座の水星、理論肌の知性がある、これがプログラマーのお仕事とイメージがマッチするんですが、これは第12ハウス、表に出にくいハウスに入っているので、今の自分こそ、ある意味、影の自分、ですね。
[すぎ]
昔は本当に、つかみどころのない、不安定な、今思うと自分の本質に近い人を好きになっていました。恋愛じゃなくて、何だかナルシストみたいだなぁw
[すぎ]
最近は、もしまだ私のどこかに恋愛とか結婚とかの可能性がほんのわずかでも残っているなら、気持ちの安定した人がいいなって思います。
[加藤摩耶]
えっとね、好きになる男性はね、どうしても、自分と空気の似た人、同じ空気で生きているタイプとかなので、それこそお芝居をしているような、しっかりしているのか、いないのかみたいな人に惹かれるみたい。
[加藤摩耶]
また、天秤座の男性と一緒になることもありそうなので、もしご縁が天秤座関係の人であれば、また人生変わってくるかな。あと、土の星座の多い人を自然に求めたりね、あると思う。価値観違うけれども、どこかやっていける、みたいな相手になると思うわ。
[加藤摩耶]
すぎさんも、そうね、もうちょっと色々と経験して、2012年秋以降からになるのかもしれないけれど、開き直り、すると思う。「これが私なんだから、仕方ない」自分をよく理解して、受け入れた状態になると、相手の人の個性、この人はこの人で、自分の人生、自分中心に生きている人だけれど、いいところも一杯あるので、「まあ、それでよし!」みたいになるので、自然体で生きていけると思うわよ。
[加藤摩耶]
自分が気を使うからこそ、人もそれに反応して、すぎさんに気を使ったり……の部分もあるのかもしれない。時に自分を過大に感じ、また自分を矮小に感じる……の揺り返しが大きいので、なかなか等身大の自分を見れないかもしれないけれど、土星回帰の時期に、何が起きるかっていうと、この、等身大の自分、現時点の自分を、痛みも受けつつも知って、その等身大から、今度を発展させていくんだと思うわ。
[すぎ]
今の不安、焦りは、自分が脱皮する過程なんですね。
[加藤摩耶]
あとね、「類は友を呼ぶ」部分もあるので、自分と同じ繊細な感性を持っている人を身近に置きたがるでしょうけれども、大っ嫌いな「無神経」な人からも、学ぶこと、あると思うので、まあ、あまり毛嫌いしないでー。
[すぎ]
あははww そうですね。昔ほど無神経な人は嫌いではなくなったので(無神経で情緒不安定な人はちょっと苦手ですが)、いろんな人と関わってみようと思います。うまく言えないですけど、今は苦しんでいても大丈夫なんですね。
[加藤摩耶]
こうしてホロスコープで見るすぎさんは、魚座の太陽、月、自分の生き方を、自分の個性に標準を合わせて生きる、ほんとうは趣味に生きるかな、と思う人なんですが、四柱推命で見るすぎさんは、もっと力強いかな。
[すぎ]
おお! 四柱推命はあまり知らないので、ぜひお聞きしたいです!
[加藤摩耶]
東洋では「木火土金水」と、五行に分かれるんだけれど、すぎさんはそのうち、自分自身は「甲」で、木ね。命式は金の性質が強くて、金剋木、金と木の性質がぶつかり合っているわ。人生上でどうしても、ぶつかりながら、流れてスムーズというよりも、アチコチとぶつかりながらになるかな。
[加藤摩耶]
すぎさんをあらわす「甲」ていうのは、まっすぐ上に伸びようとする大木、木の性質で暖かくて、でも、上に伸びる性質から、頭を抑えられるのが嫌い、このあたりはプライドが高いと表現されるところでもあるんだけれども、気性は甲、曲がったことも嫌いだし、素直さがある気質ね。
[加藤摩耶]
で、月と年にあるのは「辛」これはデリケートな、宝石とか、真珠、砂金にたとえられる金で、「金剋木」といっても、この辛がいくら強くても、甲、大木は切れない。
[すぎ]
はい。
[加藤摩耶]
ゆえに人生でボコボコと、自分から見て、どうもまっすぐに上に伸びれない……ということがあっても、たしかに援助の手は、この金からは得られない、回ってくる運をつかみながら伸びていかないといけないけれども、すぎさん自身のパワーの甲は、卯月に生まれているのよね。卯は木の性質がとっても強いところで、すぎさんの大木は、根の部分でも、しっかりと地面を張っているわ。なので、自分で自分を育てていけるだけの強さ、たくましさがあるのね。
[加藤摩耶]
また晩年を読む時柱には、丁。すぎさんが自分を育てた後に、自分の力を使って、火を生み出す、たとえば、人のためになったりする、そういう生き方をするわよ。また、辛は、すぎさんにとって、正官。恋人や結婚相手を意味する干なので、辛の男性と縁があるってこと。才能のある人物ね。でも、ちょっと気難しい男性になるかな。縁はしっかりあるわよ。
[すぎ]
わぁ、素敵ですね! 何か、今の焦りや苦しみが、大きく間違った歩み方をしているわけではないと知ることができて本当に良かったです。ちょっとややこしい生き方をするのは運命のようなものなんですね。
[加藤摩耶]
大運で考えると、11歳から20歳までは「偏印」。これはね、ちょっと変わった知識、偏った知識の時代で、それこそ趣味の世界を広がる時代ね。
[すぎ]
確かに。10代の頃はそんな感じでしたw
[加藤摩耶]
その後21歳から30歳までの運が「印綬」でこれも勉強の時期かな。偏印と異なって、こちらはちょっとまともっていうのか、社会で認められた知識、みたいなのに関係の深い時期ね。印綬は自分にとって母親を意味することも多いので、親との縁も強い時期だわ。
[加藤摩耶]
これからの31歳から40歳までは「比肩」の時代に入っていって、自分自身で立つ、自我も本当の意味で強くなるし、自分をテーマにどう生きるか、また肩を比べる、という時期なので、ライバルとかもいたりしつつ、自分と他人とを意識しながら、戦うような時期に入るので、それこそ趣味の世界であっても、賞を狙うような方向に向かって、自分を磨いてもいいと思うわよ。
[加藤摩耶]
41歳から50歳の間は、劫財といって、育て上げた自分に対して、ちょっと我がすぎるぐらいになるけれども、だから、これからの30代、自分磨きに、自分を自分で育て上げる時間に入っているんじゃないかな?
[加藤摩耶]
51歳からの10年は食神といって、これはもう大らかでのんびりした、風流を楽しむ時間に入るので、ここまでが自分にとっての勝負の時間になるんだと思うわ。20年、長いけれども、もしこの間、一年一年のサイクルであっても、何かを積み重ねていけば、すごい女性になっていると思うわよ。才能はある、才能があるからこそ、迷いも多いし、その方向性を彷徨うわけなんだけれど、自分の好きなこと、やっていったほうがいい人だと思うわよ。
[すぎ]
壮大ですねー。よく考えたら、人生80年の折り返し地点にも行っていないんだなぁ。
[加藤摩耶]
たしかに魚座さんも才能の豊かで、アートが専門だし、いろいろ分野が広くて一口にはいえないんですけどね。目指す方面であるMCには射手座が来てる。射手座は壮大に広がる星座で、海外とかにも縁があるし、高度な学問の分野、ていうのもあるので、勉強しながらも、海外に行く……みたいな方向がいいようには思うわ。海王星という夢、ロマンの星が第10室、これは映像のイメージもあるので、演劇に惹かれたのも、すごく自然だったよね。
[すぎ]
そうかー。
[加藤摩耶]
太陽と月、意志と無意識が、魚座でくっついているので、自分に嘘はつけないほう。素直に生きていっていいわよ。いまだ天才の名高い、孔子さまだって、四十にして、ようやく惑わないようになった、それまで惑いっぱなしだったってことだし。孔子と比べて、当然、凡人中の凡人である私たちなんかだと、ねえ、ほんと、迷って当たり前じゃないかな?
[すぎ]
そうですよね! それに、その迷いこそが、自分の芸術性の源になると思うと、それさえもプラスに捉えて、前に進めそうな気がします。何か、元気が出てきました。
[加藤摩耶]
自分の肌感覚がとても豊かなので、すぎさん、その感覚をちゃんと扱ってあげていいと思うわよ。この社会に生きている以上、どこか、それにあわせて生きていかないといけないけれども、それ以外の部分ではできるだけ素直に、素肌を大事にしていっていくほうが、自分にあっているよ。自分の感覚、大事にしていく方向でね。
[すぎ]
はい。ありがとございます。今日は本当に楽しかったです。もっと素直に、でもちゃんとしなければならないところはちゃんとしてw、これからも迷いながら生きていけたらと思いました。
[加藤摩耶]
また具体的なこととかありましたら、その都度、占いしていきましょう。
[すぎ]
はい、ぜひともよろしくお願いします。今日はありがとうございました!
[加藤摩耶]
こちらこそ、ありがとうございました。ではでは、失礼します^^