2019年2月13日更新
風水の思想では、天地からもたらされる「風(気)」と「水」が、人の心と体に大きな影響を与えると考えます。より良い生活を営むための環境づくりを目的とした占いです。
占いの分類では
相術に入り、一部
命術の技法も使います。
積極的に良き運命を求めて行動する方法を示すのが、風水の得意とするところ。やりたいこと、欲しいものがハッキリしている人にとって、風水の占い師は最強の味方になってくれるでしょう。運を良くする方法はいくらでもありますが、どんな運を求めているかがポイントとなります。
◎願いをかなえる住環境の作り方
◎引っ越すならどんな場所がよいか
◎誕生日・出生時間がわからない人の開運法
◎仕事で成功する環境づくり
◎家族がしあわせになる環境づくり
◎運気アップと芸術性を両立するデザイン
◎運気を上げる生活のしかた
……などなど
厳密に占うなら、風水師が実地に赴いて測量を行いますが、一般的には以下のデータがそろっていると、スムーズに占えます。
■現在地のデータ
・間取り図
・周辺の地形図
■関係者全員分のデータ
・生年月日、出生時間(西暦xxxx年xx月xx日 24時間制でxx:xx)
・出生地(ベストは産声を上げた場所の住所。県名でもOK。海外は都市名も)
※本名や血液型は必要ありません。
全てをそろえるのは大変ですから、まずは間取り図を用意しましょう。できるだけ正確なスケールで、方位がはっきりわかることが望ましいです。現在地をとりまく環境については「北に大きな神社がある」「幹線道路が南にある」といった特徴を書き出しておくと役立ちます。
古くは、国家の都市計画のために使われた風水。人々が暮らすために最も良い場所を探すのを目的とした占いです。現在は、個人の家や、部屋のインテリアの吉凶を知り、開運に生かす、カジュアルな占いとしても親しまれています。
きちんと占うには、今いる場所の周りはどんな地形か、どの方位にどんな建物や施設があるか、住んでいる家の玄関や窓がどの方位を向いているか、家族の誰がどの部屋を主に使っているかを、できるだけ正確に調べる必要があります。吉凶を判定するときに使うのが、右の写真の道具、
羅盤(らばん)。羅経盤(らぎょうばん)とも言い、各方角が住人にとってどんな意味を持つのかがわかります。また、
魯班尺(ろはんじゃく)と呼ばれる、長さを測る道具も使います。間口の広さや家具の高さなどにも、吉凶があるのです。
さらに、先祖の住む家、すなわちお墓も陰宅(いんたく)と呼んで重視します。お墓の位置や形が、今を生きている子孫たちの繁栄にも影響するという考え方です。
なお、なんらかの理由によって、その場が凶であると判定されたとしても、良くない意味をかわして、吉に転じる方法があるのも、風水の優れたところです。