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Porte-bonheur
加藤摩耶
※実際の鑑定文を、ご依頼者のご了承を得た上で掲載しております。
※相談内容および鑑定文とも、個人情報に配慮した形で編集しております。
お名前
一路愛子
性別
女性
生年月日
1976年4月29日
出生時間
20時15分
出生地
東京
血液型
A型
お名前
山田太郎
性別
男性
生年月日
1963年6月18日
出生時間
不明
出生地
京都
血液型
不明
彼は職場の上司で3年前からつきあっています。奥さんも子供もいます。
私は結婚したいと思っているのですが、彼はどういう風におもっているでしょうか?デートすると彼は遠くを見る目になっていて、私をあまり見ていないような気もします。私ももうすぐ30歳になるし、この関係をずるずるつづけるのもどうかと思っています。どうしたらいいでしょうか?
よろしくお願いいたします。
こんにちは、愛子さん。加藤摩耶です。ご依頼頂き、ありがとうございました。
早速ですが、本題に入りますね。
彼のホロスコープから読んでみました。
彼は双子座に太陽、水星と金星の合がまず目を引きます。双子座はビジネスセンスに優れた星座ですので、彼は仕事の出来る、職場の第一線でイキイキと活躍する人であると思います。また乙女座に火星、天王星、冥王星が集合し、何処までも自分の仕事を完璧にやり遂げようとする意思の強さもあります。
彼のやり方として、あまり長期的な視野で考えて行動するというよりも、その一瞬一瞬を輝いたものにしようします。目の前のことに全力投球して、それを積み重ねるという生き方を無意識に選んでいくのです。けっして恋愛に無関心ではないのですが、他の何よりも仕事に自分の価値を置く傾向があるでしょう。牡牛座に月の彼にとって、家庭という場は、帰って安心して眠る所、安定した場としてあるような人ですね。
次に愛子さんのホロスコープを読んでみます。
愛子さんは牡牛座に太陽、月、木星と、12星座でも優しく、愛情深く、おっとりとした星座に主要な星が入っています。愛子さんは穏やかで、人を安心させる包容力もありますので、彼にとっては一緒にいるだけで心が癒される、そんな存在だと思います。
愛子さん自身、人から可愛がられるムードがあり、とても愛らしい女性ですね。愛子さんにとって男性を表す天体、火星は蟹座にあり、結婚に影響を強く与える土星と合しています。愛子さんの求める男性は、やさしく気づかいが出来て、愛子さんを大切に扱ってくれる安定した精神の持ち主で、その彼と二人だけの世界を作り、ゆったりと二人の家庭を育てて行きたいという本音が見えるようです。家庭的な男性を望んでいますので、その点では彼は少し違うタイプのように思います。
彼との相性と縁を見るため、二人のチャートを重ねてみました。
二人の相性は比較的良く、もし彼が独身であれば、自然に一緒になる方向に進んだと思い
ます。企業戦士を思わせる彼と、その彼の帰る所を愛子さんが守るという構図にピッタリなのです。
しかし彼が結婚しているとなりますと、彼に離婚の意思はあるのか、また家族に対してどういう思いがあるのか・・・、ということになると思いますが、日頃の彼は、頭の中には今の仕事と次の仕事の事で一杯で、恋愛問題は後回しになりながら、流されていくように思います。
また愛子さんの方は、一度安定した関係や一度手に入れたものを手放すこと、壊す事が苦手な性質が強い、と読めます。お二人の縁も強めですし、二人の関係は決断を求めないで流されていくと、そのまま安定した不倫関係として、今後、さらに何年も続くと思います。
さらにホラリーで二人の現状を見てみます。目に付く所にある愛情の星、金星は隠された部屋と呼ばれる部屋に入り、お互いの気持ちが見えにくい状態です。
愛子さんを表す天体は土星。彼の部屋に入り、彼以外の人はパートナーに考えられないようですが、土星という星は苦しさも表す天体ですので、辛さも強く感じています。
彼を表す天体は月。感情を表に出さない部屋に入り、問題と正面から向き合いたくないように思えます。お二人が話し合っても、どこか論点がずれるような話し合いになりがちですので、話し合う場合は、問題に対してきちんと向かい合う姿勢を求めることが大事になります。
もう少し深くお二人の内面を読むために、タロットで占ってみました。
愛子さんは「女教皇」の逆位置で現われ、やや寂しげです。「吊るされた男」逆位置、身動きもできない状況、長く続いている関係を、孤独感も感じながら見ています。ずっと動かない関係に疲れもあるように思います。
「女教皇」の愛子さんは彼と「節制」。続けて行きたい、今のままでもいい・・・、と思いながらも、「死神」逆位置、二人の関係の終わりを考えたり「月」見えない将来、彼の気持ちに対する不安などがあり、相当揺れてはいますが、結論的には、今ある二人の「世界」と「恋人」である彼との関係、この恋人との世界を失いたくない・・・という一途な女心に引きつられてしまいます。
彼の方は「太陽逆」家庭や子供を思う気持ちがあり、特に子供さんがいらっしゃれば、そのお子さんに対して無責任なことは出来ない、弱い存在を守りたいという、責任ある立場の男性の「皇帝」で現われています。彼がその立場を忘れて、自分勝手と責めらる恋愛を家庭を壊してまで選択するというほど、恋に前向きなイメージは現われていません。
皇帝の彼の愛子さんに対する気持ち自体は、「力」の正位置。愛子さんは若く、魅力があり、その魅力に対して、男として一人の女性に惹かれている。そういった真っ直ぐな気持ちがあり、恋人、愛人として愛しています。彼の気持ちとしては愛子さんを失いたくないでしょう。
こうして見て行きますと、二人の関係を続けるか、否かは、愛子さんの決断にかかっていると思います。彼は愛子さんを一人の女性として愛していますが、彼の立場を表す「皇帝」は、一人の責任ある立場の男性として、離婚はしない、できない、と考えていると思います。
二人の関係は、現状のまま続いて行く流れではありますが、それで自分は納得できるのか、結婚という形がとれなくても、今の関係を続けていく、それが自分の人生で望んでいる、後悔しない関係なのか、そのつらい恋愛に対してそれ相応の覚悟はあるのか・・・、を一度しっかり考えてから、継続の決心であれ、別れの決意であれ、自分でしっかり出すことが大切だと思います。
そして心がしっかりと決まったら、彼に時間を作ってもらい、お二人で「今後」について話し合ってください。それも穏やかに、冷静に・・・。気持ちを打ち明けるのはとても大事です。しかし感情をぶつけるだけでは、堂々巡りになり、解決しない問題ですので、愛子さんの決意がしっかりしてから話されるといいですね。今土星が「現実」という厳しい試練の時を与えていますが、問題に対して真正面から向かうには、とても良い時期だと思いますよ。
色々悩まれますが、それも一生懸命に生きている・・・という証です。頑張ってくださいね。それでは、どうもありがとうございました。
加藤 摩耶
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